日差し
春に書こうとして、下書きだった記事をあげます
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最近ものすごく日差しが強くなってきたような気がする。まだまだ寒い日が続くけど、日差しと風には春が宿ってきている。
私は、肌の白い子に憧れがある。
焼けやすく、色白とは言えない肌の色(黄色い)であることにコンプレックスを持っている。彼が色黒で健康的な体型の自分を好きになってくれたらいいのだけど、彼の好みは細い・色白・ロングヘアーの女性。辛うじて筋肉のないペラペラ体型であることは生まれ持った体質的に叶っているけれど、他の2つはない。だからせめて、色白になれるように努力したいと思っている。
細い・色白・ロングヘアーと言えば、全てを兼ね備えている女の子がバイト先に二人いた。
同い年の、看護師候補生。その中の一人は彼と仲が良くて、私はずっと彼女が選ばれず自分が選ばれた理由がわからずにいた。圧倒的な劣等感。女性として優ってるところは1つもないと思う(芸人としてならある。)そしてそれはトラウマになって、しこりになって、私のお腹の底深くに今も眠る。
彼女はSNSをやっていないので、彼女の友達のSNSに登場したときはスクショをとってしまう。こうなりたいという存在。女性としての圧倒的な憧れと嫉妬。
彼と付き合う前女の子っぽい服を持っていなかった私は、彼女を観察して着そうな服を考えて買って着るようになった。そして、その服を彼は好きだと言った。
もう会うことはほとんどないけれど、このしこりはずっと消えない。呪縛。買いたい服も、自分が着たい服なのか、彼女が着そうな服なのか、最近つけてるアクセサリー、いつもどういう話し方をしていたか、等考えてしまう。2年前、ロッカーで見た綺麗な身体を忘れられない。一生負けるのだと思った。私のお尻には肉割れがあるし、脚にも傷があるし、胸は平ら。
この呪いから解かれることはあるの?
でも、服や見た目に気を遣おうと思わせてくれたのは紛れも無く彼女でありこの呪いであり
いつまで付き合うことになるのかわからないけど、このどす黒いもやもやを抱えながら生きてく私は人が想像するよりずっと強かだ。
そう言い聞かせて